2008年11月12日水曜日

2008.11.10 第61回経営者モーニングセミナー

本日は金沢市西倫理法人会初の100名モーニングセミナーを開催することができました。
澁谷工業㈱代表取締役会長の澁谷亮治様が講話者ということもあり、お蔭様で116社155名の方々にご参加いただきました。本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。感謝です!

講話のテーマは「出会いとご縁」です。
澁谷会長が壇上に立った瞬間に何かオーラを感じました。

澁谷工業は1931年、現会長の父である澁谷庚子智氏が創業した澁谷商店がルーツであり当初は造り酒屋が使う燃焼装置や麻布などの製造販売を手がけていそうです。借家から始めたその会社を、現会長が後を継ぎ、現在ではグループ11社を含む従業員2400名、連結売上高532億の一部上場企業にまでし、ボトリングシステムで培った技術力をばねに世界トップの技術力を誇る企業にまで育て上げたのであります。 

澁谷会長は、勉強がトップクラスで当時の超エリート校である名古屋陸軍幼年学校に入学し、その後、京大では初のスポーツクラブとなるバトミントン部を創設し、西日本大会で優勝する等、まさに文武両道でリーダーシップにあふれる姿が学生時代のお話から想像できました。その経歴から、会社のモットーとしてきた“やりぬく根性”は会長の体に染み付いたものだと感じました。何事も「取り組んだら必ず1番になる」という強い信念があるから「世界のトップを走る技術の製品づくり」という大きな目標も実現可能なんだと思いました。

昨今の世界同時不況で、今年予定していた新工場の建設を延期したということでしたが、それでも将来が不安なこの時期だから、悲観するのではなく社員に「ピンチをチャンスにできないか」と投げかける前向きな言葉に会長の「シブヤ魂」を感じました。

驚くことに澁谷会長は現在もサッカーを続けており、サッカー歴は60年になる。
来年80歳になり「金パンツ」をはいてサッカーをするという目標をお持ちになっている、金沢を大事にする頭が良くて、スポーツマン、粋な方。
澁谷会長が話をするにはあまりにも少ない時間でもっとお話を聞きたかったです。
お忙しい中、講話していただいた澁谷会長に感謝です。本当にありがとうございました!


最後に次週の11月17日第2回100名モーニングセミナーを企画しております、笑顔でお待ちしておりますので、一人でも多くの方に参加していただけると嬉しいです。きっといい出会いがありますよ!


“ご縁”とは、因果の法則があり、原因と結果の関係はそれぞれを縁によって結び付けられると聞いたことがあります。種をまき、実を収穫するまでには、そこに、土壌・水・日光などの善い縁がなくてはなりません。ともすれば結果ばかりを追ってしまいますが、因→縁→果という一連のプロセスのなかで、縁とはとても大切なような気がします。

by米林正克