2009年2月4日水曜日

2009.2.2 第72回経営者モーニングセミナー

本日の講話者は、白山市倫理法人会相談役、株式会社杉俣工務店 代表取締役の杉俣紘一さまでした。「明日ありと、思う心の、あだ桜」というテーマです。このテーマは一体何なんだろう?と思っていました。

杉俣相談役の講話を聴けば、親鸞聖人が出家したときに読まれた歌だそうです。そして、この歌は、「夜半に、嵐の吹かぬものかは」と続くそうです。

書きながら、少し興味が出たので、少しネットで調べてみました。『親鸞聖人は九歳で出家をされました。聖人は貴族の出身でしたが、下流貴族で、父母を亡くし生活にも困窮していたといわれています。出家の動機は今では想像するほかありませんが、その時のエピソードとして、こんな話しが伝えられています。
 聖人が得度(僧侶になること)するために比叡山青蓮院の慈円和尚のもとを訪れた時、すでに夜は更けていました。得度には時間もかかりますし、たくさんのお弟子を集めなければなりません。「もう遅いから明日にしよう」といった慈円和尚に、わずか9歳だった親鸞聖人は和歌を詠んで答えたといいます。
 明日ありと 思う心のあだ桜 世半に嵐の吹かぬものかは「この世は無常であり、今を盛りと咲く桜が夜中の嵐で散ってしまうかもしれません。同じように、私の命もいつなくなってしまうかわかりません。どうか、今ここで得度の儀式を執り行って下さい」という聖人のそのことばに心打たれ、慈円和尚はすぐに得度の手配をされたということです」(yahoo 知恵袋)』

その他、杉俣相談役は、娘の弥生さん(事務局)に誘われて、倫理法人化に入会したいきさつや、そのとき、現スーパーバイザーの梶谷相談役の話を聞いて感銘されたこと。倫理法人会の講話のために訪れた豊橋(愛知県)で、ご自分の役割は、「新幹線ではなくて、ローカル電車でいい」と思われたことを、とつとつと、人情味溢れる話し方でご講話いただきました。

相談役の実直さや誠実さが伝わってきました。まさに、倫理にいなくてはならない方です。

専任幹事 小嶋隆史