本日の講話者は、七尾市倫理法人会の中橋会長でした。
七尾とはMSが同じ月曜と言うこともあり、なかなか接点が持ちづらいのですが、そこを押し切って中橋会長に来ていただきました。
期待通り、迫力のあるお話をしていただきました。テーマは「八落九起」。
70年安保、全共闘世代、「青春とは闘いである」そういった学生時代を送られていたそうです。その後、これからは、レジャーの時代だということで、レジャー関係のコンサルタント会社に入られます。しかし、お父様のご病気で、羽咋に戻られ、ご実家の米屋を継ぐことになります。
当初は、パートさん1人くらいの家業でした。が、それから、ビジネスの闘いが始まります。当時、米の業界は食管法や組合に守られ、上に伸上るのが難しい時代です。同業者を廻ったり、テープを買って経営の勉強された後、組合脱退。村八分状態になりながら、当時としては珍しい大阪まで産地直送、「ゲリラ的流通業」として、闘ってきたということでした。大阪でだまされもしたということでした。
それから、平成8年、米の自由化とともに、小売から卸に転換されます。米の卸は、秋に一回だけ取れた、お米をどれだけかき集められるかにかかっています。そのためには、米を保管する大きな倉庫も必要なことから、どれだけ、お金を集めることが出来るかが勝負だということです。ずいぶんとご苦労されたそうです。
今では、宝達志水町に工場を持たれ、県下でもトップクラスの地位を保たれています。
そして、運送、不動産、お米の頭文字をとって「UFO」3つの事業も手がけられているということです。
「転んだときに、どう起き上がるか」「根性」「捨て身になれるか」といった言葉が、印象的で、迫力のある講話でした。
ありがとうございました。
専任幹事 小嶋 隆史