2009年3月30日月曜日

2009.3.30 第80回経営者モーニングセミナー

今日は天気もよく、心地良い日差しが差し込む中でのMSになりました。

さて、今日の講話者は昨日のナイトセミナーに引き続き、後正産業(株)代表取締役会長、愛知県一宮市倫理法人会の後藤正敏相談役です。テーマは「経営者のタブー」。

後藤相談役は母に楽をさせてあげたいという思いから20歳で独立されたそうです。愛知県一宮市は紡績が盛んで大きな工場がたくさんあり、その工場から仕事をもらうことからはじめられました。しかし、二十歳そこそこでは信用もなく工場の中に入れてもらうのに何ヶ月も苦労されたそうです。
そして、25,6歳の頃は仕事も上手くいき、29歳の頃には手形を友人に渡し大失敗された経験もあるそうです。まさに山あり谷ありの人生。

後継者に対しては中小企業の経営者なら誰もが悩むことですが、後藤相談役いわく、失敗したときも何も言わずじっと見ているだけ。失敗すればするほど体で覚える。そして失敗しても社員の前で怒ることはしなかったそうです。

社長は社内でどんなことをしてはいけないか。社員を自分の好き嫌いで使わない。社長のスケジュールは社員が把握しておく。仕事そっちのけで社交団体にのめりこまない。社員のプライベートを詮索しない。など具体的に経営者としてやってはいけないことを話していただきました。

副専任幹事 上野達也