2009年4月22日水曜日

2009.4.20 第83回経営者モーニングセミナー

4時30分起床。最近はこの時間でも外はずいぶん明るくなったし、寒くないので本当に起きやすくなった。
5時にテルメ金沢イルズの会場に入ると、何時ものように飯田幹事が会場準備に取り掛かっていた。飯田幹事には今週大活躍をしていただかなければならず、気合が入っている。と言うのも23日に当会の特別ナイトセミナーがあり、講師にYOSAKOIソーラン日本海組織委員長専務理事をされている桶谷茂樹様を招いてのもので、YOSAKOIソーランを趣味としている飯田幹事が重立って企画し集客も物凄い力の入れようで、頭が下がる思いである。必ずや素晴らしいナイトセミナーになると確信している。

さて、今日のモーニングセミナーの講話者は石川県倫理法人会 副会長(株)オハラ代表取締役 小原 繁様。倫理法人会の会員はもちろん、先日も北國新聞に連載され益々有名になられた知る人ぞ知る、私が最も尊敬しているひとりでもある。
演題は『農工商連携に生きがいを感じて』と、どんどん進化し続けている小原さんらしい内容だなと期待が膨らむ。案の定講話が進むにつれどんどん話しに引き込まれていき、気が付くともう7時に数分前、やはり小原さんの話を聞くにはまだまだ時間足りないと感じた。
内容を少しご紹介すると、当初のこんにゃく100%からこんにゃく50%、ゼリープリン50%になり、更に平成15年に農工商連携88選に選ばれ、五郎島金時、赤碕イチゴ、能登しいたけ、能登大納言の生産業者と連携し、僅かの傷や大きさの違いで市場に出せない物をプリンやジャムなどに加工して、消費者に提供するという。生産農家・加工会社・販売店・消費者の4ツの笑顔を創り出す素晴らしいアイディア。私が尊敬している点はまさにここである。自分のことだけではなく、常に相手を思いやる【利他の精神】が必ずどこかにある。だから誰からも応援をしてもらえるし、助けてもらえるのだと今日も痛感した。今後は舳倉(へぐら)島のコンブ、金沢港の甘エビ、橋立のカニを加工しておかきを作り販売するという、まさに夢限りなくである。でも小原さんだったら必ずや成功すると私は思う、倫理経営を実践している素晴らしい経営者だと再確認した。
平成17年に倫理法人会が主催する、第1回目の倫理経営塾を小原さんが塾長となり開催された。それに私も参加をした時に小原塾長に相談したことがある。「小原さん当社はなかなか売上1億を突破できずにいます。どのようにすれば小原さんみたいな素晴らしい業績を創っていけるでしょうか!?」と。それに対して小原さんは「岡田さん1億、1億とばかり考えとるからダメなんや。10億のイメージを一生懸命に考えまっし。そうすれば1億なんか簡単や!」との答え。小原さんはその後もどんどん売上を上げていかれたが、当社はようやく昨年1億を突破できた。小原さんのあの時のアドバイスを励みに、これからも頑張っていこうと心に誓た。

副会長 岡田 昌美