2010年11月6日土曜日

11月5日 第158回モーニングセミナー


11月5日のMSの講話者は(株)アルプ・グループ 代表取締役会長の古賀克己様です。
テーマは「中国大連への道」

講話ははじめに2冊の本の紹介からでした。
1冊は「若者のための仕事論」
伊藤忠商事の丹羽宇一郎が20代、30代の若手に向けて語る「仕事論」で、
アルプグループでは職場での教材として使っている本だそうです。
人は仕事によって磨かれる。人は読書によって磨かれる。人は人によって磨かれる。といった内容の本です。

2冊目は「百年続く企業の条件」
この本の紹介をされる中で経営で一番大事な事はつぶさないこと、継続していくこととおっしゃいました。
続けていくためには企業理念をしっかり確立することだそうです。

また、企業経営のか・き・く・け・こ。を教えていただきました。
“か”は「感謝」、従業員・顧客・取引き業者に感謝すること。
“き”は「勤勉」、社長・従業員が一生懸命に働く。
“く”は「工夫」、常に改善を意識する。
“け”は「倹約」、ある物も金も大事に使う。
“こ”は「貢献」、地域社会に貢献していく。


古賀会長は石川県日中友好協会の会長をされています。

最近、日本と中国の間で様々な問題もありますが、古賀会長は中国の120回訪問され、
日本からみる中国と実際に生でみる中国はずいぶん違うとおっしゃいました。
新聞や報道は事実ではあるが真実とは違うそうです。

中国は日本の25倍広く、10倍の人口で、26の民族から成り立っていて、
ものすごいスピードで変わっていっています。
リーマンショック以降も経済を伸ばしています。

日本と中国の関係は深く、中国抜きには生活がなりたってはいかない。
服一つとっても「メイドインチャイナ」が非常に多いのは事実です。

中国人は誠意をもって付き合えば、家族以上の付き合いができるといいます。
そんな、中国の方に日本を好きになってもらいたい。
金沢を知ってもらいたい。
という思いから中国を訪問する機会も多くなり、関係も深くなったとおっしゃられていました。

古賀会長朝早くから講話をありがとうございました。

専任幹事 上野達也

2010年11月1日月曜日

10月29日 第157回モーニングセミナー


今朝の講話者は金沢市北倫理法人会会員の

(株)ぶどうの木 代表取締役社長の本昌康様です。


テーマは「経営は手の長いヤジロベエ」


本社長は石川、東京で飲食店やケーキやクッキーなど

お菓子の販売店を20店舗経営され「ぶどうの木」をどんどん成長させておられます。


もともとはぶどう農家で、飲食店をやりたいという思いから

現在のぶどうの木を手がけるようになったといいます。


しかし、最初から順風満帆とはいかず周りからの反対の声も大変多く、

いつでもやめれるように店舗を準備されたそうです。


しかし、そんな予想に反し開店日には100名を越えるお客さんが来てくれて

そのお客さんを喜ばせたいという思いが今現在でも経営の基となっています。



本社長の経営手法は、京セラ稲盛会長が編み出した「アメーバ経営」。


アメーバ経営とは、アメーバのように環境によって形態を変化させ、

分裂したりしながら変化していく経営手法で、

特長は仕事にやりがいを感じる人にはドンドンやれ、

しかし責任もそれなりにともなう、部門別個別採算制ということになります。


また、ぶどうの木の経営理念は「全社員の幸せのために物心両面の豊かさを追求し、

社会の進歩発展に貢献する」。


経営理念は一番大事といいます。これに基づいて経営のあらゆることを判断されるからです。



そして世の中に役に立つとは納税できること。

一人の人間が大人になるまで国の税金が多く使われます。

京セラ稲盛会長は「利益を上げない経営者は社会の悪である。」

納税できないと言うことは世の中に貢献できていない。

ということだそうです。


最後に、お客様、社員を大切にすることと、経営理念・採算表のもとに経営すること

どちらも大事でどちらかだけを追求すると良くないということから、

手の長いヤジロベエのようにいいバランスで経営をしていくことが大切という講話でした。


本社長ありがとうございました。



専任幹事上野