今朝の講話者は金沢市北倫理法人会会員の
(株)ぶどうの木 代表取締役社長の本昌康様です。
テーマは「経営は手の長いヤジロベエ」
本社長は石川、東京で飲食店やケーキやクッキーなど
お菓子の販売店を20店舗経営され「ぶどうの木」をどんどん成長させておられます。
もともとはぶどう農家で、飲食店をやりたいという思いから
現在のぶどうの木を手がけるようになったといいます。
しかし、最初から順風満帆とはいかず周りからの反対の声も大変多く、
いつでもやめれるように店舗を準備されたそうです。
しかし、そんな予想に反し開店日には100名を越えるお客さんが来てくれて
そのお客さんを喜ばせたいという思いが今現在でも経営の基となっています。
本社長の経営手法は、京セラ稲盛会長が編み出した「アメーバ経営」。
アメーバ経営とは、アメーバのように環境によって形態を変化させ、
分裂したりしながら変化していく経営手法で、
特長は仕事にやりがいを感じる人にはドンドンやれ、
しかし責任もそれなりにともなう、部門別個別採算制ということになります。
また、ぶどうの木の経営理念は「全社員の幸せのために物心両面の豊かさを追求し、
社会の進歩発展に貢献する」。
経営理念は一番大事といいます。これに基づいて経営のあらゆることを判断されるからです。
そして世の中に役に立つとは納税できること。
一人の人間が大人になるまで国の税金が多く使われます。
京セラ稲盛会長は「利益を上げない経営者は社会の悪である。」
納税できないと言うことは世の中に貢献できていない。
ということだそうです。
最後に、お客様、社員を大切にすることと、経営理念・採算表のもとに経営すること
どちらも大事でどちらかだけを追求すると良くないということから、
手の長いヤジロベエのようにいいバランスで経営をしていくことが大切という講話でした。
本社長ありがとうございました。
専任幹事上野