2007年11月14日水曜日
2007.11.12 第13回経営者モーニングセミナー
本日の講話者は日本キヌカ株式会社代表取締り社長 長田竜太氏でした。
長田社長は農業大学卒業後、家業の専業農家を継ぎました。
友人との飲み会の席で、給料の話になり当時3万円しかもらってないことを話すと、友人たちに引かれたことをきっかけで農業経営に興味を持ちました。
数字で計数管理するために自分の年収分を前借りしてのパソコンを購入、3年分の決算書を作りました。
カッコいいからという理由で、経営コンサルタントの先生に見せに行き、イ草が赤字になっている。”明日からイ草をやめなさい”と言われました。
当時小松市では、米を作った後にイ草を作るのが当たり前でしたが、長田社長は両親からの反対がありましたが、スッパリとイ草を止めました。
売上=単価×数量
売り上げを上げるためには、最低どちらかを増やさなければならず、
数量を上げることは、田を増やす事になり実現がむずかしかったため、
東京の高級住宅街でピンポン営業をしました。成果はなかなか上がらなかったが半年で60件の契約をとれました。
バブル崩壊当時、今まで決まった重さで販売されていたお米を、贈答用として5000円、3000円と価格重視で販売することにより多くのお米を販売することができました。
今までの2倍の売上を上げることができ、意気揚々とコンサルタントの先生の所にくと、”売上げを100倍にしなさい”と言われました。
100倍ということは、今のやり方・考え方を否定しないと到底実現しない数字です。
朝、新聞を読んでいたところ、たまたまコメヌカからGABAが出来るという記事を見かけ、その記事中の東京の先生の所にむかったそうです。
GABAは国が特許を持っているなど、前例の無いことだらけの数々の困難があったのですが、最終的には国からの支援も受けて製品化されました。
コメヌカから生まれた自然塗料(キヌカ)を造りジャパンDIYホームセンターショーで二年連続金賞という評価をうけています。
農業・米作りがダメだと言われているが、実は注目をあびつつある。農業がダメとの考え方こそが、日本の農業をダメにしているとおっしゃられていました。
本日、最前列で出席された馳浩代議士に向かって「国家として大事な重点項目は、1.防衛、2.教育、3.農業」と熱く力説させていました。
精米されると捨てられいた米糠かから商品が生まれ、本当に100倍になっているのではとおもいます。
常に先を見て目標を持つこと、人との出会い、考えること、行動することが大切だなと感じました。
by.高田 陽一