10月女性シリーズの第二弾です。講話者は児童館 職員、学童保育 指導員をされている田中敏子さんです。演題は「私のあゆんだ道」ということで、大学卒業から今までの経緯及び学童保育の現状や課題をご紹介していただきました。
大学卒業の際に教職の資格を持っているのにもかかわらず、ご自身が素敵な先生と巡り合わなかったこともあり、まったく先生になるつもりがなかったとか・・。毎日新聞の関係会社に入社され、不動産管理の業務、お金の管理など、どちらかというとナマナマしい感じのお仕事に従事してたそうです。どういった経緯で今のお仕事に転職したのか興味あるところでしたが、時間の都合で詳しいお話がお聞きできませんでした。
今年で学童保育指導員として30年になるそうです。学童保育を通じて地域で子供達とかかわる。また、教育の一翼を担う。といったことを念頭に行政等への更なる改善、提言など積極的に活動されてます。現状、子供たちの人数が多く(70名をこえると本当に大変)とても目が行き届かない。職員の処遇が不安定など様々な問題があるようです。当日、会場には馳国会議員をはじめ、県議、市議の議員さんもおいでになり、田中さんのお話を大変に興味深くお聞きになってたように思います。
現場でのお話もたくさんありました。おやつの時間には、子供たちにものを分けることを教える。先生がお皿に分けず、あえて子供たちにやらせる。わざと5等分や7等分させるなど、生きた算数を教える。新一年生にはお助けマンと称するお兄ちゃん、お姉ちゃんをつけ、下の子供たちのお世話をさせる。公開選挙をする。子供たちのリーダを子供たちみんなで選ぶ。
大変、参考になるお話をありがとうございました。
また、本日は祭日にもかかわらず早朝から沢山の方々に参加して頂きましてありがとうございました。
by炭澤 吉治