2010年3月18日木曜日

モーニングセミナー報告 3月15日 第124回モーニングセミナー


今日の講話者は㈱トランスパレンス 専務取締役・小松市倫理法人会 副事務長の山下裕生(やました ゆき)様です。

テーマは「多様化する介護環境の中で」

山下さんは代表取締役社長の岩田真人様と共に(株)トランスパレンスを設立されました。岩田様とは前職での上司と部下という間柄で、前職での山下様は非常に優秀で部下の管理能力は素晴らしく、岩田様いわく「山下を制すものは会社を制す」といわしめたほどだったそうです。
それが、部下の岩田様の起業の夢にのって岩田様より早く前職を辞め共に起業されました。

事業内容は、在宅での鍼灸マッサージで最近では車椅子の方でも出来る、独自のツボ押し体操”さくらさくら体操”を考案し、指導されているとの事でした。

講話の中で、「介護」は本人はもちろんですが介護する方に大変負担がかかり、初めて伺う方の第一印象は介護疲れによる疲労感で非常に暗いとおっしゃっていました。しかし、山下様はその疲労感を吹き飛ばすくらいの明るさ、前向きさで接するそうです。

介護される本人は介護してもらう立場上、また負担をかけたくないという思いから、痛みがあってもがまんして言わないようにするので介護している方は気づかないことが多く、そういう思いを汲んで、マッサージ師の方がマッサージをされると涙を流して喜んでいただけるということです。

そういうことの積み重ねで、介護される本人に笑顔が戻り、それによって介護する家族も明るくなるそうです。初めは非常に重々しい空気だった方も、山下様が電話をすると嘘のように明るい声で電話にでられたりすると、そういう一面もあるんだと山下様も驚かれ、またそれが非常にうれしくやりがいを感じられるということでした。

講話の間、終始笑顔で話され、山下様の元気で明るいパワーでMSも明るい雰囲気で終了することができました。山下様ありがとうございました。

副専任幹事 上野達也