本日の講話者は、金沢市倫理法人会の田村隆会長でした。テーマは「体感」。
人類は太古の昔より、幾たびもの困難を乗り越えてきました。最初から知識があった分けではなく、全て体で覚えてきたことの積み重ねであり、「人は体感の積み重ねでしか成長できない」ということがいえます。
最近、ウィキペディア(Web上のフリー百科事典)で、論文を書く学生がいるそうです。情報の根拠が不透明であり、この上に論拠を積み重ねるのはどうかと・・・。
流行っているものは体感型の商品、サービスのようです。
ディズニーランド(体感型施設、疑似体験施設)もしくはファーム(体験型農場)Wiiフィット(体感型ゲーム)夢をかなえる象(本)
そして面白かったのは、厚生労働省のつくった「私の仕事館 http://www.shigotokan.jp/」と「キッザニア東京 http://www.kidzania.jp/」の比較でした。
「私の仕事館」・・・・投資額581億円、3万5千㎡で、年間32.4万人の来場者
「キッザニア東京」・・投資額35億円、6千㎡で、年間来場者93万人
投資額に対して、来場者は数は、キッザニアのほうが断然勝っています。
スポンサーの数も、前者6社、後者60社と圧倒的に違いが出ているそうです。
果たして、この違いは何か、田村会長は、「体感」というコンセプトの明瞭さではないかといっておられました。
最後に、倫理活動について話していただきました。
「人を感動」させようとせず、まず、「自らどれだけ楽しめるか」といっておられます。なるほど、さすが金沢市会長!金沢市倫理法人会は、感動体感日本一を目指しているそうです。
金沢市西も何で日本一になるか、役員ともども考えていきたいと思います。
倫理でよく「実践」と言われますが、「実践=体感」であると田村会長は言われました。積極的に前に出て話すことも、体感の一つだということです。
by小嶋隆史