今日の講話者は(株)アライアンス 代表取締役 岩上公昭さまです。
講話の前に講話者紹介で、加賀市倫理法人会 坂本哲也専任幹事と当会の飯田和宏幹事がヨサコイつながりで紹介されました。
坂本さんが撮った写真には岩上さんと奥さんが着物姿で並び、「夫婦愛和」が写しだされていました。
講話でも一番最初にヨサコイの話からはじまりました。岩上さんはチームの中でマイクパフォーマンス(口上)をされていて、奥さんがそのチームの代表。
ヨサコイのチームはだいたいチームの代表をメンバーは「代表」と呼ぶそうですが、岩上さんの所属するチームは、代表である岩上さんの奥さんのことを「スーミン」と愛称で呼ぶそうです。
ヨサコイはヨサコイが好きな人が集まり、ボランティアで運営するのだから「代表」という特別な呼称はいらないという考えだそうです。あくまでも代表と呼ぶ時は対外的な時だけ。
チームの中に特別視はなく、皆同じ目線でヨサコイを楽しみたいという岩上さんの思いを感じました。
そこに「上か下か」というテーマの根本があるような気がします。
岩上さんは富山県氷見の出身で、いままでいろいろな経験をしながら今現在は(株)アライアンスという会社の代表取締役をされ、その前から(株)アイシステムという保険代理店事業を3人ではじめられました。
その会社も一応、会長、社長、という役職はあるそうですが、「役職手当」というものも無く、やはり同等の立場で会社を運営されているそうです。
私が講話の中で岩上さんらしいなと思ったのは、「社長は孤独」といった表現をするのはカッコいいけど、それは違うような気がすると言われたこと。
社長は24時間社長ではなく、社長という職務を遂行する時間は日に何分あるの?
会社を成り立たせる上で社長は社長の仕事があり、社員は社員の仕事がある。
そこに上も下もなく。皆会社にとって必要な大事な存在で社長だけが偉いのではない。
ということを言っておられました。
なるほど、たしかにそう言われたらそうかもしれません。常識的な考え方の「ものさし」と、岩上さんの考え方のベースにある、「心のものさし」との違いをいろんな例をあげて講話していただきました。
私自身、「心のものさし」ということを考えさせられる講話でした。岩上さんありがとうございました。
副専任幹事 上野達也