昨日の倫理経営講演会には多数ご参加頂き感謝いたします。お陰様で参加者数100社を超えることが出来ました。本当にありがとうございました!
さて、本日のモーニングセミナーは昨日の倫理経営講演会に引続き法人局法人スーパーバイザーの上村國喜様とさいたま市見沼倫理法人会会長の清水良朗様にご講話頂きました。
清水様のお話は「古事記から学ぶ倫理経営」ということで、仕事が忙しい父に遊んでもらった記憶は無いが、寂しくなかった、代わりにおばあちゃんがよく話しをしてくれた。それが神の話(古事記)だった。「天地が開けて後、イザナギノ尊とイザナミノ尊の男女二柱の神がおのころ島に下られて、生まれたのが大八洲で、これが日本の国土です。その次に生まれたのが天照大神で・・・・・・・」その話の中から日本人にとって働くということは神と一体になることで、働くことは喜びである。一方でエデンの園でアダムとイブがりんごを食べた罰として、神から与えられたのが働くことである。欧米のキリスト教と日本神道を比較して、働きに対する考え方の違いを本当に簡潔に分かりやすくお話されました。創始者の丸山先生も日本古代史の勉強をしていたそうです。「心が先行しなければ意味がない」まさに、喜働の精神は日本人の心であると感じました。ありがとうございます。
つづいて、上村様のお話は「繁栄の条件」として家系が大事である。夫婦仲、親子仲、兄弟仲の悪い家、正しい継承の成されていない家または会社は栄えない。また一時的に栄えても早晩必ず衰える、これは原理原則である。
一個人の力では家も企業も永続は不可能である。それを可能にするものが、家の生命力、企業の生命力の永続方である。
1. 名跡 名前の由来、誉ある家系
2. 祭祀 称えて引継ぐ
3. 家業(正しい収入) 企業の後継者を育てて永続させる
4. 家産 家の財産
京都府が100年以上続いている老舗を調査したら703家あったが、すべて家訓を持っていたそうです。
一番が名跡(誉ある家系、家紋の認識)
二番が先祖崇拝と信仰
全ての家や会社が家訓やその精神を伝え、生き延びるための知恵を文書で伝えている。
最後に上村様の家訓をご紹介させて頂きます。
1. 目が覚めたらサット起きること、グズグズは最大の敵である
2. 人様より30分早く出社し、30分遅く退社することを心がけよ
3. 仕事は日々ベストを尽くし、決して陰日向の働きをしないこと
4. 恒産なきは恒心なし、日頃より貯蓄を心がけ大局への備えを怠らぬこと
5. お金は貸しても印鑑は貸すな、必要なお金は喜んで「サット」出せ
6. 華美なことを慎み、奢侈な趣味は持たぬこと
7. 日頃より健康に留意して決して深酒暴食をせぬこと
8. 個人のことより地域、国家、世界に広く目を注ぎ常に勉強を怠らぬこと
9. 親、祖先を敬い、顕彰祭祀を怠らず、家系の浄化に努めること。
10.「生かされている」ことを自覚して、日々感謝の生活を心がけること
以上
ありがとうございました!
米林正克